クラウド通話レコーディング
LINE Planetは、リクエストによって特定の1対1通話をクラウドでレコーディングするクラウド通話レコーディング機能を提供しています。ここでは、PlanetKitでクラウド通話レコーディング機能を使用する方法について説明します。
対応する通話タイプ | SDKの最低バージョン |
---|---|
1対1通話 | 5.2 |
クラウド通話レコーディング機能を使用するには、事前にLINE Planetチームと相談する必要があります。LINE Planetチームにお問い合わせください。
クラウド通話レコーディングを有効にする
発信者または受信者はコールセットアップ(call setup)プロセス中にクラウド通話レコーディングを有効にすることができます。
1対1通話のセットアップの流れについて詳しくは、1対1通話フローを参照してください。
発信者側
発信者は通話を作成(make)する際にクラウド通話レコーディングを有効にすることができます。
発信者側でクラウド通話レコーディングを有効にするには、MakeCallParam
オブジェクトにSetRecordOnCloud(true)
を設定し、このMakeCallParam
オブジェクトを引数としてMakeCall()
を呼び出します。
PlanetKit::PlanetKitCallPtr pPlanetKitCall;
PlanetKit::MakeCallParamPtr pMakeCallParam = PlanetKit::MakeCallParam::CreateWithAccessToken(
myId, peerId, accessToken
);
pMakeCallParam->SetRecordOnCloud(true);
PlanetKit::PlanetKitManagerPtr pPlanetKitManager = PlanetKit::PlanetKitManager::GetInstance();
PlanetKit::SStartResult sStartResult = pPlanetKitManager->MakeCall(pMakeCallParam, &pPlanetKitCall);
受信者側
受信者は通話に応答(accept)する際に、クラウド通話レコーディングを有効にすることができます。
受信者側でクラウド通話レコーディングを有効にするには、AcceptCall()
を呼び出す際にbRecordOnCloud
にtrue
を渡します。
// The `pPlanetKitCall` variable is the verified `PlanetKitCall` instance.
pPlanetKitCall->AcceptCall(bPreparation, pCallStartMessage, PLNK_INITIAL_MY_VIDEO_STATE_RESUME, true);
クラウド通話レコーディングに関するイベントの受信
クラウド通話レコーディング関連のイベントを受信できます。このイベントは、レコーディングの有効状態と無効の理由などの情報を渡します。
クラウド通話レコーディングステータスが更新されたら、OnRecordOnCloudUpdated
コールバックが呼び出されます。クラウド通話レコーディングステータスに関する情報を取得するには、OnRecordOnCloudUpdated
コールバックのpRecordOnCloud
パラメーターに次のメソッドを使用します。
メソッド | 戻り値のタイプ | 説明 |
---|---|---|
IsActivated() | bool | クラウド通話レコーディングステータスを取得します。 |
GetDeactivatedReason() | DeactivateReasonOptional | クラウド通話レコーディングが無効になった理由を示します。これは、次のいずれかが考えられます。
IsActivated() の戻り値がtrue である場合、戻り値はnullptr になる可能性があります。 |
関連API
クラウド通話レコーディングに関連するAPIは次のとおりです。