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Version: 6.0

PlanetKitの初期化およびログ設定

アプリケーションでLINE Planetの機能を使用する前にPlanetKitを初期化する必要があります。ここでは、PlanetKitを初期化し、ログを設定するサンプルコードを提供します。

初期化

Configurationオブジェクトを引数としてPlanetKitManager::Initialize()を呼び出し、PlanetKitを初期化します。このとき、必ずUpdateServerUrl()を利用してplanet_base_urlを設定する必要があります。

Note

環境別のplanet_base_url情報は、開発環境で確認できます。

void YourApplication::InitializePlanetkit()
{
PlanetKit::ELogLevel eLogLevel = PlanetKit::PLNK_LOG_SIMPLE;
PlanetKit::ELogSizeLimit eLogSizeLimit = PlanetKit::PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_SMALL;

PlanetKit::ConfigurationPtr pConfiguration = PlanetKit::Configuration::Create(L"./", L"./");
pConfiguration->SetLogLevel(eLogLevel);
pConfiguration->SetLogSizeLimit(eLogSizeLimit);
pConfiguration->EnableLogOutput(true);

PlanetKit::PlanetKitManager::Initialize(pConfiguration);

PlanetKit::PlanetKitManagerPtr pPlanetKitManager = PlanetKit::PlanetKitManager::GetInstance();

pPlanetKitManager->UpdateServerUrl(planet_base_url);
}

ログの設定

デバッグは、Configurationクラスのメソッドを使用して、初期化中にロギングを有効にしてから設定する必要があります。

ロギングの有効化

ロギングを有効にするには、EnableLogOutput()を呼び出す際にtrueを引数として渡します。デフォルトの設定は、無効になっています。

Note

PlanetKit 5.1以上のバージョンからは、ファイルでのログ出力のみ可能です。

ログレベルの設定

ログレベルを設定して、デバッグ情報の出力レベルを調整できます。

ログレベルを設定するには、ELogLevelの値のいずれかとSetLogLevel()を使用してください。使用できるログレベルの設定は、次のとおりです。

  • PLNK_LOG_SILENT:PlanetKitがデバッグ情報を出力しません。(デフォルト値)
  • PLNK_LOG_SIMPLE:PlanetKitが簡単なデバッグ情報を出力します。
  • PLNK_LOG_DETAILED:PlanetKitが詳細なデバッグ情報を出力します。
Note
  • PlanetKit 5.2以上のバージョンからログレベルが変更されました。
  • LINE Planetチームにデバッグを依頼する際には、PLNK_LOG_DETAILEDレベルで生成されたログファイルを共有してください。

ログサイズの制限設定

ログファイルの全体のサイズ制限を設定するには、ELogSizeLimitの値のいずれかとSetLogSizeLimit()を使用してください。使用できるログサイズの制限設定は、次のとおりです。

  • PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_SMALL:ログファイルの全体のサイズ制限は、16MBです。
  • PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_MEDIUM:ログファイルの全体のサイズ制限は、64MBです。
  • PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_LARGE:ログファイルの全体のサイズ制限は、256MBです。(デフォルト値)
  • PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_UNLIMITED:ログファイルの全体のサイズに制限はありません。

関連サンプルコード

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