PlanetKitの期化
他の関数を呼び出す前にPlanetKitを初期化する必要があります。
Tip
ここで触れているのは、初期化に関するサンプルコードです。PlanetKit SDKを使用した全体のクライアントコードは、デモアプリのソースコードで確認できます。
初期化
Configuration
オブジェクトを引数としてPlanetKitManager::Initialize()
を呼び出し、PlanetKitを初期化します。このとき、必ずUpdateServerUrl()
を利用してplanet_base_url
を設定する必要があります。
void YourApplication::InitializePlanetkit()
{
PlanetKit::ELogLevel eLogLevel = PlanetKit::PLNK_LOG_SIMPLE;
PlanetKit::ELogSizeLimit eLogSizeLimit = PlanetKit::PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_SMALL;
PlanetKit::ConfigurationPtr pConfiguration = PlanetKit::Configuration::Create(L"./", L"./");
pConfiguration->SetLogLevel(eLogLevel);
pConfiguration->SetLogSizeLimit(eLogSizeLimit);
pConfiguration->EnableLogOutput(true);
PlanetKit::PlanetKitManager::Initialize(pConfiguration);
PlanetKit::PlanetKitManagerPtr pPlanetKitManager = PlanetKit::PlanetKitManager::GetInstance();
pPlanetKitManager->UpdateServerUrl(planet_base_url);
}
ログの設定
デバッグは、Configuration
クラスのメソッドを使用して、初期化中にロギングを有効にしてから設定する必要があります。
ロギングの有効化
ロギングを有効にするには、EnableLogOutput()
を呼び出す際にtrue
を引数として渡します。ロギングのデフォルト設定は無効になっています。
Note
PlanetKit 5.1以上のバージョンからは、ファイルでのログ出力のみ可能です。
ログレベルの設定
ログレベルを設定して、デバッグ情報の出力レベルを調整できます。
ログレベルを設定するには、ELogLevel
の値のいずれかとSetLogLevel()
を使用してください。使用できるログレベルの設定は、次のとおりです。
PLNK_LOG_SILENT
:PlanetKitがデバッグ情報を出力しません。(デフォルト値)PLNK_LOG_SIMPLE
:PlanetKitが簡単なデバッグ情報を出力します。PLNK_LOG_DETAILED
:PlanetKitが詳細なデバッグ情報を出力します。
Note
- PlanetKit 5.2以上のバージョンからログレベルが変更されました。
- LINE Planetチームにデバッグを依頼する際には、
PLNK_LOG_DETAILED
レベルで生成されたログファイルを共有してください。
ログサイズの制限設定
ログファイルの全体のサイズ制限を設定するには、ELogSizeLimit
の値のいずれかとSetLogSizeLimit()
を使用してください。使用できるログサイズの制限設定は、次のとおりです。
PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_SMALL
:ログファイルの全体のサイズ制限は、16MBです。PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_MEDIUM
:ログファイルの全体のサイズ制限は、64MBです。PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_LARGE
:ログファイルの全体のサイズ制限は、256MBです。(デフォルト値)PLNK_LOG_SIZE_LIMIT_UNLIMITED
:ログファイルの全体のサイズに制限はありません。
関連サンプルコード
関連ドキュメント
planet_base_url
情報は、LINE Planetの開発環境で確認できます。