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Version: 5.5

応答者の準備状態

1対1通話で双方向通信を開始する前に、受信者が本人の顔や服装を確認したり、アプリで受信者に発信者情報に対する音声案内を提供するプロセスが必要になる場合があります。PlanetKitでは、このようなあらゆるニーズに対応できるよう、応答者の準備状態(responder preparation status)機能を提供します。ここでは、1対1通話の接続プロセスに応答者の準備状態を追加する方法を説明します。

対応する通話タイプSDKの最低バージョン
1対1通話すべてのバージョン

APIの呼び出し順

以下のシーケンス図は、応答者の準備状態を使用する流れを示しています。

応答者の準備状態シーケンス図

実装時の考慮事項

受信者側で応答者の準備状態を有効にするには、発信者側が応答者の準備状態機能に対応しているかを必ず確認しなければなりません。受信者側ではdidVerifyイベントを通じて発信者側がその機能に対応しているかどうかを確認できます。発信者側でその機能に対応していない場合、acceptCall()を呼び出す際にuseResponderPreparationtrueに設定しても応答者の準備状態機能を有効にしないまま通話がつながり、双方向通信が開始されます。

発信者側では、didConnectイベントが発生したときに受信者が応答者の準備状態を有効にしたことが分かります。準備状態の間は、LINE Planetはメディアパケットを送受信しません。受信者側で準備を終え、受信者のアプリクライアントがfinishPreparation()を呼び出した後、didFinishPreparationイベントが発生すると、LINE Planetが双方向通信のためのメディアパケットの送信または受信を始めます。

関連API

応答者の準備状態に関連するAPIは次のとおりです。

メソッド/プロパティ

イベント

関連ドキュメント