バーチャル背景
ビデオ通話中にバーチャル背景（virtual background）機能を使用して、背景をぼかしたり画像に置き換えたりすることができます。ここでは、バーチャル背景機能の使い方について説明します。
| 対応する通話タイプ | SDKの最低バージョン |
|---|---|
| 1対1通話、グループ通話（カンファレンス） | PlanetKit 5.4 |
バーチャル背景機能は、次のデバイスおよびOSバージョンと互換性があります。
- iOS：iPhone 12以上のモデル、iOS 15以上
- macOS：Appleシリコンを搭載したAppleデスクトップとノートパソコン、macOS 12以上
バーチャル背景効果を適用すると、CPU使用率が増加します。
概要
バーチャル背景機能を使用するには、計算型プロパティ（computed property）であるPlanetKitCameraManager.shared.virtualBackgroundをPlanetKitVirtualBackgroundクラスと共に使用します。
ぼかし背景を設定する
背景にぼかし（blur）効果を適用するには、PlanetKitVirtualBackground(blurRadius:)メソッドを使ってPlanetKitCameraManager.shared.virtualBackgroundを設定します。
let blurRadius: Float
PlanetKitCameraManager.shared.virtualBackground = PlanetKitVirtualBackground(blurRadius: blurRadius)
blurRadiusパラメーターは、バーチャル背景に適用するガウスぼかし（Gaussian blur）の半径を定めます。blurRadiusの推奨デフォルト値は15.0で、blurRadiusが大きいほど結果はぼやけます。
画像を背景に設定する
背景を画像に置き換えるには、PlanetKitVirtualBackground(image:)メソッドを使ってPlanetKitCameraManager.shared.virtualBackgroundを設定します。
let uiImage = UIImage(named: "BackgroundImage")
let image = CIImage(image: uiImage)
PlanetKitCameraManager.shared.virtualBackground = PlanetKitVirtualBackground(image: image)
バーチャル背景タイプを確認する
現在使用中のバーチャル背景のタイプはPlanetKitCameraManager.shared.virtualBackground.typeで確認できます。返却されるPlanetKitVirtualBackgroundTypeはnone、blur、imageのいずれかです。
let currentVirtualBackgroundType = PlanetKitCameraManager.shared.virtualBackground?.type ?? .none
バーチャル背景を解除する
バーチャル背景を解除するには、PlanetKitCameraManager.shared.virtualBackgroundをnilに設定します。
PlanetKitCameraManager.shared.virtualBackground = nil
関連API
バーチャル背景機能に関連するAPIは次のとおりです。