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開発環境

LINE Planetでは、テスト用(evaluation)と本番用(real)の2つの環境を提供します。作業環境によってplanet_base_urlが異なるため、必ず正しいサーバーアドレスを使用しなければなりません。

環境用途planet_base_url
Evaluation開発段階やPoC(Proof of Concept)を実施する際に、LINE Planetを連携して短時間内にテストできる環境です。https://voipnx-saturn.line-apps-rc.com
Realサービスの運用段階、または運用サービスのQA段階のように実際の環境でテストを実施する場合に使用します。https://voipnx-saturn.line-apps.com

API keyとLINE Planetの環境

LINE Planetを連携する前に、API keyを生成する必要があります。API keyを生成するためには、以下の4つの情報が必要です。

項目情報必須
LINE Planetの環境Evaluation、realのうち使用する環境必須
サービスID文字列形式のサービス識別子必須
アプリケーションサーバーのコールバックURLLINE Planetサーバーが呼び出すアプリケーションのコールバックURL。全部で3つのコールバックが必要です。
  • 1対1通話のコールバック
    • notify_cb:通話が開始されたときに呼び出されるコールバック
    • on_call_evt_cb:通話が切断されたときに呼び出されるコールバック
  • グループ通話(カンファレンス)のコールバック
    • on_gcall_evt_cb:参加者が通話に参加/退出したときに呼び出されるコールバック
必須
ウェブアプリケーションのドメインウェブアプリケーションのドメインアドレス。LINE Planet Cloudにおいて、CORS(Cross-Origin Resource Sharing)ポリシーに従ってクライアントのオリジン(origin)を許可するためには、ウェブアプリケーションのドメインを事前に知っておく必要があります。任意(WebPlanetKitを使用する場合のみ)
Note

サービスID形式のルールについては、サービスIDを参照してください。

サンプル

ここでは、作業の手順を理解するための例を示します。この例では、アプリケーションの環境を、開発/RC/本番環境で構成していますが、このような構成では以下の点に注意が必要です。

  • 環境ごとのAPI keyを生成する
  • API keyとplanet_base_urlを正しく紐付けて使用する

1. 3つのAPI keyの生成

以下のように、開発環境およびRC環境、本番環境で利用する3つのAPI keyを生成します。

アプリケーション環境API keyの生成データ生成したAPI key
開発環境1 環境:Evaluation
2 サービスID:planet-ex-service-dev
3.1 notify_cb:http://dev.app.com/call/notify
3.2 on_call_evt_cb:http://dev.app.com/call/endevt
3.3 on_gcall_evt_cb:http://dev.app.com/call/gcall
API-EVAL-1
RC環境1 環境:Real
2 サービスID:planet-ex-service-rc
3.1 notify_cb:http://rc.app.com/call/notify
3.2 on_call_evt_cb:http://rc.app.com/call/endevt
3.3 on_gcall_evt_cb:http://rc.app.com/call/gcall
API-REAL-1
本番環境1 環境:Real
2 サービスID:planet-ex-service-real
3.1 notify_cb:http://real.app.com/call/notify
3.2 on_call_evt_cb:http://real.app.com/call/endevt
3.3 on_gcall_evt_cb:http://real.app.com/call/gcall
API-REAL-2

2. クライアント設定:API keyとplanet_base_urlの紐付け

アプリケーションでPlanetKit SDKを初期化する際に、上記の生成で取得したAPI keyと、それぞれのAPI keyに紐付くplanet_base_urlを使用しなければなりません。この例では、環境ごとに以下のように設定します。

アプリケーション環境生成したAPI keyplanet_base_url
開発環境API-EVAL-1Evaluation(https://voipnx-saturn.line-apps-rc.com)
RC環境API-REAL-1Real(https://voipnx-saturn.line-apps.com)
本番環境API-REAL-2Real(https://voipnx-saturn.line-apps.com)
Note

WebPlanetKitの場合、環境ごとにライブラリファイルが異なります。そのため、初期化時にplanet_base_urlの設定は不要です。