ボリューム調整
PlanetKitは、さまざまな方法でピアのボリュームを制御します。そして、それぞれの方法は互いに影響を与えます。このページで正確な使い方をご確認ください。
対応する通話タイプ | SDKの最低バージョン |
---|---|
グループ通話(カンファレンス) | PlanetKit 3.6 |
PlanetKitのボリューム制御
グループ通話中にボリュームを制御する方法は以下の4つです。
それぞれの方法は順番に適用され、前の段階の制御が後の段階の制御に影響を与えます。
1. ピアのボリューム制御
アプリケーションは、特定のサブグループに属するピアのボリュームを制御できます。
2. サブグループの無音処理の設定
アプリケーションは、特定のサブグループのオーディオ全体を無音処理(silence)することができます。
3. 主要オーディオを聞くための自動ボリューム制御
PlanetKitは、アプリケーションがフォーカスリスト(focus list)を作成し、それに集中できるようにします。PlanetKitは、フォーカスリストの参加者が発言する際に、フォーカスリストにないサブグループのオーディオのボリュームを下げます。フォーカスリストの誰も発言しない限り、ボリュームを下げません。
4. ミックスされたオーディオの無音処理の設定
アプリケーションは、すべてのオーディオを無音処理することができます。
ボリューム制御の使い方
それぞれの方式でボリュームを制御する方法について説明します。
ピアのボリューム制御
特定のサブグループに属するピアのオーディオのボリュームを制御するには、setPeerVolumeLevelSetting()
を使用します。このメソッドは、以下のパラメーターを渡されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
peer | 対象ピア |
subgroupName | ボリュームを適用するサブグループ名 |
talkerVolume | 0から110までの範囲内のオーディオのボリュームレベル。 0はミュート、100は本来のボリューム、110は最大ボリュームです。 |
サブグループの無音処理の設定
特定のサブグループのオーディオ全体に対して無音処理/無音処理解除をするには、PlanetKitSubgroup
のsilencePeersAudio()
を使用します。このメソッドは、以下のパラメーターを渡されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
silence | オーディオの無音処理/無音処理解除をするかどうか |
主要オーディオを聞くためのボリューム自動制御
フォーカスリストにあるサブグループのボリューム自動制御を有効にするには、setPeersAudioAutoVolumeControl()
を使用します。このメソッドは、以下のパラメーターを渡されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
focusSubgroup | フォーカスサブグループのリスト |
フォーカスリストにあるサブグループのボリューム自動制御を無効にするには、clearPeersAudioAutoVolumeControl()
を使用します。
ミックスされたオーディオの無音処理設定
すべてのオーディオを無音処理するには、PlanetKitConference
のsilencePeersAudio()
を使用します。このメソッドは、以下のパラメーターを渡されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
isSilence | オーディオの無音処理/無音処理解除をするかどうか |
サブグループタグとボリューム自動制御
setTagMyAudioOfMainRoom()
メソッドは、メインルームに転送するオーディオをサブグループにタグ付けすることができます。PlanetKitのボリューム自動制御モジュールは、タグされたオーディオがサブグループから発信されたものとみなします。
サブグループにタグ付けされたオーディオは、そのサブグループがフォーカスリストにない場合は、フォーカスされたサブグループにいるユーザーが発言したときボリュームが自動で下がります。逆に、サブグループにタグ付けされたオーディオがフォーカスリストにある場合は、フォーカスされたサブグループにいるユーザーが発言したとき他のオーディオのボリュームが自動で下がります。
関連API
ボリューム制御に関連するAPIは、以下のとおりです。