ハードウェアビデオコーデックのサポート
LINE Planetは、1対1通話やグループ通話(カンファレンス)でユーザーデバイスのハードウェアビデオコーデックが有効化または無効化されるようにリクエストできます。
ここでは、ハードウェアビデオコーデックの有効化または無効化を設定し、その結果を確認する方法を説明します。
対応する通話タイプ | SDKの最低バージョン |
---|---|
1対1通話、グループ通話 | PlanetKit 3.2 |
Note
ハードウェアビデオコーデックをサポートするために、LINE Planet自体でH.264コーデックを提供することはなく、ユーザーデバイスにH.264ハードウェアコーデックがある場合、LINE PlanetはユーザーデバイスのH.264ハードウェアコーデックが有効化されるようにリクエストします。詳しくは、LINE Planet通話品質を参照してください。
ハードウェアビデオコーデックにおける有効化または無効化の設定
このセクションでは、ハードウェアビデオコーデックを有効または無効にする設定方法について説明します。
Note
- 以下の理由から、必ずしもハードウェアビデオコーデックが有効になるとは限りません。
- 1対1通話で、ピアがハードウェアビデオコーデックを利用できない場合があります。
- LINE Planetチームが運営上のイシューで該当機能を無効にする場合があります。
- PlanetKit 6.0以前では、1対1通話を発信/受信したり、グループ通話に参加したりする際に通話パラメーターを利用してハードウェアビデオコーデックの有効化の可否を設定しました。しかし、PlanetKit 6.0からはそれぞれの1対1通話やグループ通話毎に個別に設定する代わりに
PlanetKit
を通じてハードウェアビデオコーデックの有効化または無効化を設定します。
SDKを初期化した後、setPreferredHardwareCodec()
を使用してハードウェアコーデックの有効化の可否を設定します。
class YourApplication : Application() {
override fun onCreate() {
...
val configBuilder = PlanetKit.PlanetKitConfiguration.Builder(this)
.setServerUrl(planet_base_url)
.enableLog(true)
.setLogLevel(PlanetKitLogLevel.SIMPLE)
.setLogSizeLimit(PlanetKitLogSizeLimit.SMALL)
PlanetKit.initialize(configBuilder.build()) { isSuccessful, isVideoHwCodecSupport, userAgent ->
...
// Create preferred hardware codec settings
val preferredHardwareCodec = PlanetKitPreferredHardwareCodec(/* set properties */)
// Configure the preferred hardware codec settings
PlanetKit.setPreferredHardwareCodec(preferredHardwareCodec)
}
...
}
}
ハードウェアビデオコーデックにおける有効化の可否の確認
ハードウェアビデオコーデックの有効化/無効化の結果は、コールセットアップ(call setup)の過程で決定されます。そのため、onConnected
イベントが発生した後に結果を確認する必要があります。
- 1対1通話では、
onConnected
から引き渡されたPlanetKitCallConnectedParam
のisVideoHardwareCodecEnabled
を使用してハードウェアコーデックの有効化の可否を確認できます。 - グループ通話では、
onConnected
から引き渡されたisVideoHardwareCodecEnabled
を使用してハードウェアコーデックの有効化の可否を確認できます。
関連API
ハードウェアビデオコーデックのサポートに関連するAPIは、次のとおりです。