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Version: 6.0

クラウド通話レコーディング

LINE Planetは、リクエストに応じて特定の1対1通話をクラウドにレコーディングするクラウド通話レコーディング機能を提供しています。このページでは、PlanetKitを通じてクラウド通話レコーディング機能を使用する方法を説明します。

対応する通話タイプSDKの最低バージョン
1対1通話5.2
Warning

クラウド通話レコーディング機能を使用するには、あらかじめLINE Planetチームに相談する必要があります。この機能を使用するには、LINE Planetチームにお問い合わせください。

クラウド通話レコーディングの有効化

発信者または受信者は、コールセットアップ(call setup)中にクラウド通話レコーディングを有効にできます。

Tip

1対1通話のセットアップフローについて、詳しくは1対1通話フローを参照してください。

発信者側

発信者は、通話を作成(make)する時にクラウド通話レコーディングを有効にできます。

発信者側でクラウド通話レコーディングを有効にするには、PlanetKitMakeCallParamオブジェクトを作成する際、PlanetKitMakeCallParam.BuilderenableRecordOnCloud(true)に設定し、このPlanetKitMakeCallParamオブジェクトを引数としてmakeCall()を呼び出します。

val param = PlanetKitMakeCallParam.Builder()
.myId(myUserId)
.myServiceId(myServiceId)
.peerId(peerUserId)
.peerServiceId(peerServiceId)
.enableRecordOnCloud(true)
.build()

val result = PlanetKit.makeCall(param, makeCallListener)

受信者側

受信者は、通話に応答(accept)する時にクラウド通話レコーディングを有効にできます。

受信者側でクラウド通話レコーディングを有効にするには、acceptCall()を呼び出す際にrecordOnCloudtrueを渡します。

call = PlanetKit.getCall(instanceId)
// Example: fun acceptCall(listener: AcceptCallListener, initialMyVideoState: PlanetKitInitialMyVideoState = PlanetKitInitialMyVideoState.RESUME, useResponderPreparation: Boolean = false, recordOnCloud: Boolean = false)
call?.acceptCall(acceptCallListener, PlanetKitInitialMyVideoState.RESUME, false, true)

受信通話のクラウド通話レコーディングにおける有効化の可否の確認

受信者側では通話を受信する前にPlanetKitCCParamクラスのisRecordOnCloudEnabledプロパティを使用して、受信通話にクラウド通話レコーディングが有効になっているかどうか確認できます。

プッシュ通知データでPlanetKitCCParamを作成し、通話を受信する方法について、詳しくは通話受信を参照してください。

クラウド通話レコーディングに関するイベントの受信

クラウド通話レコーディングに関するイベントを受信できます。このイベントは、レコーディングの有効化ステータスや無効化の理由などの情報を引き渡します。

クラウド通話レコーディングのステータスがアップデートされたら、onRecordOnCloudUpdatedコールバックが呼び出されます。onRecordOnCloudUpdatedコールバックは、次のような情報を提供します。

パラメータータイプ説明
activatedBooleanクラウド通話レコーディングが有効になっているかどうかを示します。
reasonPlanetKitRecordOnCloudDeactivateReasonクラウド通話レコーディングが無効化された理由を示します。
  • INTERNAL:内部エラーが発生しました。
  • ACTIVATION_FAILED:クラウドでレコーディングに失敗しました。
参考activatedtrueであれば、このパラメーターは無効です。

関連API

クラウド通話レコーディングに関連するAPIは次のとおりです。